2012年12月19日水曜日

ファイナルカット Pro X;マルチカムクリップ(ロール編集)

「One to one  3回目で得られたこと —5回シリーズ—」
5回目は、マルチカムクリップ(ロール編集)について
お伝えします。

1.マーカー機能
2.各素材の色補正
3.レート(音声)
4.fps
5.マルチカムクリップ(ロール編集) 

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ある映像を2つのカメラで撮影し、
交互に映像を切り替えて、編集する場合を想定し、

デスクトップから素材を読み込み、
実際に2カメの素材を同期、編集する所までをお伝えします。

1.素材の読み込み 
Final Cut Pro Xの画面より、
【ファイル】→【読み込む】→【メディア】→【デスクトップ】
と進み、2つの素材を読み込みます。
もちろん、新規にプロジェクトを作成します。


2.マルチカムクリップの作成 


取り込んだ2つの素材を選択します。
【ファイル】→【新規マルチカムクリップ】と進み、作成します。
【同期にオーディオを使用】にはチェックを入れます。


3.素材をタイムラインに挿入します。 
同期が終了すると画面の真ん中に、次の画像が現れます。
取り込んだ2つの素材が表示され、その上では、
切り替えができます。

左;映像と音を切り替える
中;映像のみを切り替える
右;音のみを切り替える

最も使用するのは、左でしょうか。



4.実際に再生しながら切り替える 

再生ヘッドを先頭に移動し、再生しながら、切り替えたい箇所で、
上記画像のどちらか(0096/4816)をクリックします。
すると、そのポイントが点線にかわり、
カメラが切り替わったことを表します。
切り替えを続けると、次のようになります。


また、このクリップ上に映像効果(トランジションなど)を
付けると、映像がみづらくなるので、基本的には入れません。

Final Cut Pro Xでは最大、16カメラまで挿入することが出来ます。

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「One to one  3回目で得られたこと —5回シリーズ—」はここまでです。
じつはこれまでの内容で、
かなりの映像編集を行うことができます。

トランジションや文字の挿入などについては、
こちらのツールバーから行うことが出来ます。


しかし、それよりも重要なことは、
素材の入手です。

いくら映像効果を駆使し,編集しても、
元の素材が本物でなければいけません。
元の素材は、編集技術よりも重要であると学びました。