2012年12月14日金曜日

ファイナルカット pro X;素材の確認とタイムラインへの挿入

タイムラインへの素材の挿入方法と、挿入前の確認について、記述致します。

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前回は素材を取り込むところまで、記述しました。
取り込んだ素材のシーンを確認、
使用するシーンを選択して挿入するところまでを述べます。

1);素材の確認


 1;スキミング 
素材の上に、カーソルを乗せて、左右にずらしてみると、シーンが変化するのがわかります。素材の上でクリックすると、素材が黄色く縁取られます。
これが素材の範囲を示し、左右にカーソルを移動すると
形が変わって、ドラッグすることで範囲を変更できるようになります。


 2;キーボードのスペースキーを使用して確認する 
素材をクリックし、スペースキーで再生、
もう一回押すと停止


 3;キーコマンド 
キーボードのJ、K、Lを使用します。

Lをクリックすると再生され、
Kをクリックすると停止、
Jをクリックすると巻戻しが始まります。

撮影現場など、撮影したものをすぐに取り込み、
確認したい場合は必ずJKLキーを使用しましょう。

しかし、これだけではありません。
L(再生)とJ(巻戻し)は3倍速までの機能がついています。
一度クリックすると、1倍速、
もう一度クリックすると、2倍速
さらにクリックすると、3倍速となります。


 4;キーボードを使用して、範囲を決める 

素材を切り取って使用する場合、
その始まりの点をIN点、終わりの点をOUT点と言います。
画面上で素材をクリックし、Iを押すと、黄色の枠が
その点に移動します。同様に終わりの点をOで決めます。

スペースキーで再生している時でも、キーボードのIとOで
範囲を決められます。
3、4を組み合わせると効率よく範囲を決めることが出来ます。


 5;範囲を細かく決める(フレームごと) 
3、4の組み合わせに加えて、さらに細かい範囲の指定が出来ます。
例えば、
スペースで再生しながら、IN点をIで決めます。
終わりの点をOUT点で決めた後、ワンフレームずつ前後に
ずらしたい時は、左右のカーソルキーで調整します。

3、4、5の組み合わせにより、
効率的に素材の使用範囲を決めることが出来ます。




2);素材の挿入

範囲を決めた素材を実際にタイムラインに入れます。
黄色く選択された部分を、タイムラインへドラッグ&ドロップ
します。

ドラッグすることにより、挿入することは出来ますが
同じシーンを何度も挿入する時はキーボードの使用が楽です。
Q、W、Eを使用します。

Q=既に挿入した素材の上に挿入します

(ベースラインが決まっていて、
   その上に素材を合成、拡大、縮小するときに使用)
(ベースのタイムラインの上部に表示されます)
W=挿入した素材同士の間に挿入します
E=挿入した素材の後ろに挿入します


素材挿入するとき、タイムライン上に表示される軸の
位置が重要になります。
各素材を隙間なく、タイムライン上に
表示させていくには、スナップをONにします。

ONにするには、
画像の青い部分がONになっている必要があります。
すると、上下のカーソルで素材の前後に軸を配置することが出来ます。



タイムライン上に動画を3本、画像を1枚、
そしてQキーを使用して、画像を動画の上に重ねています。
このようになりました。



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次は、ショートカットキーについて記述します。

ありがとうございました。