2013年3月31日日曜日

ファイナルカット Pro X プロジェクト/イベントを外付けハードディスクへ移動

今回は、Final Cut Pro Xにて作成し、PC内のハードディスクに保存されたプロジェクト/イベントを、外付けのハードディスクに移動する方法について、記述します。

実は先日、Final Cut Pro Xが起動中にエラーを起こし、編集ができなくなるという出来事がありました。PC内のハードディスクの使用量が限界に近づいていたのにも関わらず、編集とレンダリングを繰り返したため、なにかの不具合が起きたようでした。

そこで、外付けのハードディスクにデータを移動する際に、気をつけなければいけない点について、Apple Store にて教えていただきました。【Final Cut Pro Xを起動した状態で、Final Cut Pro Xの画面上から外付けのハードディスクへデータを移動する】ということを学んできました。

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【プロジェクトを、外付けハードディスクへ移動する】


1.外付けハードディスクを差し込み、Final Cut Pro Xにて表示させる。ここでは Lacieのハードディスクを使用します。


2.タイムラインの下部の左端をクリックし、プロジェクトライブラリを表示させます(【⌘+0】にて呼び出す事ができます)。




3.Lacie が読み込まれている事を確認します。移動したいプロジェクト【Macintosh HD キーフレーム...】を選択し、Lacie の上にドラッグします。色が変わり、【+】が表示されます。これで、外付けハードディスクにプロジェクトのデータが移動/保存されます。





【イベントを、外付けハードディスクへ移動する】


1.イベントライブラリにて、外付けハードディスクが読み込まれていることを確認します。


2.移動したいイベントを選択し、Lacie の上にドラッグします。色が変わり、【+】が表示されます。これで、外付けハードディスクにイベントのデータが移動/保存されます。


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注意する点としては、必ずFinal Cut Pro Xを起動し、そこからデータを移動する事であり、以下のように、【Finder】の中から、【ムービー】、【Final Cut Events】【Final Cut Projects】と進み、データを移動してはならないという事を教えてもらいました。


理由については、今のところわかりません。
わかりましたら、再度こちらのブログに記事として、アップしようと思います。

ありがとうございました。

ファイナルカット Pro X キーフレームを追加 ー素材を移動するー

今回はキーフレームを用い、時間の経過に伴って素材を動かす方法について記述します。


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1.移動したい素材を選択し、再生ヘッドを先頭に合わせます。



2.ビューアーで再生されるサイズを小さくします。



3.左下の【変形】のマークをクリックします。画面上の素材が白枠と青い点で表示されます。



4.再生ヘッドが先頭にあるときの、素材の位置を決定します。3の画面から素材をドラッグし、画面の外に出します。次に、この位置を記憶させるために左上のマークをクリックします(キーフレームの追加)。オレンジ色に変化します。




5.タイムライン上で再生ヘッドを移動し、この時点での素材の位置を決定します。


6.4の位置から、再生させたい位置まで素材をドラッグします(この時点では、キーフレームを追加する必要はありません)。赤い実線は、素材の中央が移動する軌跡を示します。



7.タイムライン上で、再生ヘッドを素材の終わりに移動します。一番右のスナップのマークをONにしておく(【N】)と、【▼】の操作のみで移動することができます。


完全な素材の終わりに再生ヘッドを移動すると、ビューアーから移動中の素材が消えてしまうので、【N】で素材の最後に再生ヘッドを移動した後に、1フレームのみ前に戻します(【◀】)。



8.6の位置から、表示させたい位置まで素材をドラッグします(この時点でも、キーフレームを追加する必要はありません)。



9.完了をクリックし、再生ヘッドを先頭に戻して、再生します。時間の経過にともなって素材が移動するのがわかります。

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タイムライン上での 再生ヘッドの位置と、ビューアーにおける素材の位置 により、素材が移動するスピードを変化させることができます。
ありがとうございました。

ファイナルカット Pro X アスペクト比の調整 ー960×720の画像を読み込むー

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
久しぶりの更新となります!

今回は、3枚の画像 【960×720】 【1000×1000】 【1920×1080】を、Final Cut Pro Xに読み込むとき、 960×720 の画像のみが引き延ばされてしまう 現象を改善する方法について、記述します。


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1.Final Cut Pro Xに3種類の画像を読み込みます。【⌘+I】にて読み込む画面を呼び出し、デスクトップにある3枚の画像を選択します。



2.ここで読み込まれた3枚の画像のうち、【960×720】の画像のみが、横に引き延ばされています。



3.【960×720】の素材を選択し、タイムラインに挿入【E】します。すると、以下のようなメッセージが確認できます。ここでは【OK】を選択します。



4.次に【960×720】の素材を変形させます。タイムライン上の素材が選択され、再生ヘッドが先頭にある状態にします。



5.右上のインスペクタ画面から、変形を選択し、右側の図形が青く変化していることを確認します。続けて、【調整】の左側の三角形【▼】をクリックし、【X,Y】の調整ができる状態にします。



6.【960×720】を【1920×1080】に引き延ばすので、計算を行います。【960】を【1920】にのばすには、2倍(200%)、【720】を【1080】にのばすには、1.5倍(150%)となります。引き延ばす比率は、【200%:150%=4:3】となります。【X】と【Y】の調整の数値が常に【4:3】になっていれば、画像が引き延ばされたりすることはありません。


7.実際の数値を入力します。横が大きく引き延ばされているので、横(X)を75%、縦(Y)を100%とします。【X】と【Y】の比率は、逆数となるので、X:Y=3:4となります)。ここでも、4:3が守られています。



8.ビューアーで確認します。もとの円が崩れずに変形されています。完了をクリックし、他の2枚の素材を挿入し、円の状態を確認します。



9.タイムライン上では引き延ばされた画像が表示されますが、円のサイズは、【960×720】 【1000×1000】 【1920×1080】ともに変わりありません。
しかし、【960×720】 【1000×1000】については、両脇が黒くなっているのが確認されます。




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このように、アスペクト比の異なる画像をFinal Cut Pro Xに読み込んだ場合、縦横の比率を【4:3】に維持することで、横に引き延ばされる現象を改善することができます。
ありがとうございました。

2013年3月9日土曜日

ファイナルカット Pro X フリズフレームを追加

今回は、タイムライン上にあるクリップの一部を、静止画像として使用したい場合の方法について述べます。静止させた画像は、Ken Burnsなどで拡大/縮小などする事が可能です。
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1.静止させたい箇所に、再生ヘッドを合わせます。(クリップが選択されている必要はありません)



2.ウィンドウメニューから【編集】、【フリーズフレームを追加】を選択します。あるいは、ショートカットキーとして、【option+f】を使います。



3.再生ヘッドの左側に、フリーズフレームが作成されます。



4.このフリーズフレームは、他のクリップと同様に、再生時間を変更する事が可能です。オーディオは含まれません。フリーズフレームが選択された状態で、右クリック、【継続時間を変更】を選択すると、ロケーターに【4:00】と表示されます。これは、フリーズフレームの表示される時間が4秒間である事を示します。変更する場合は、直接数値を入力します。


5秒間にしたい時は、【5 0 0】と打ち込みます。秒以下の部分については、24で秒の位に繰り上がります。例えば、「16秒23」の長さだけ、再生したいときには、【1 6 2 3】と打ち込みます。「16秒24」の長さだけ再生したいとき、【1 6 2 4】と打ち込むと、「17:00」と表示され、15秒間再生されることになります。




これについてApple Storeのスタッフに尋ねた所、「1秒間あたりのフレーム数(fps)が24コマのため、25コマ目は、新しい秒としてカウントされる」とのことでした。ロケーターには、秒とフレーム数が共に表示されていることを学びました。

ありがとうございました。

2013年3月2日土曜日

ファイナルカット Pro X マルチカムクリップ/同期にオーディオを使用しない

今回は、マルチカムクリップを行う場合、同期にオーディオを使用しない方法について述べます。(何らかの理由で、同期にオーディオを使用したが、うまく行かない場合を想定しています)

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1.同期したい素材を選択し、ウィンドウメニューから【ファイル】→【新規マルチカムクリップ】と進みます。通常は、【同期にオーディオを使用】にはチェックが入りますが、ここではチェックを外します。【OK】をクリックします。


2.イベントライブラリに、新しく作られたクリップが表示されます。ビューアーには、同期に使用した2つの素材が表示されます。




素材が2つ表示されない場合は、【設定】から同期させた素材の数を選択します。ここでは、2つの素材を同期させるので、【2アングル】を選択します。


3.次に、新しく作られたクリップをダブルクリックすると、同期させる2つの素材が表示されます。2つの素材の波形をみると、少しずれていることがわかります。



4.【command+Z】で波形を拡大しながら、あわせやすいポイントを探し、スライダーを移動します。今回は、どちらかの素材を左右にドラッグし、スライダーの位置にあわせます。


5.【shift+Z】でストーリーライン内に素材が収まるようにします。すると、随所随所で波形の位置があっている事が確認できます。


もとのストーリーラインに戻るには、画面左上の【◀】をクリックします。


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ありがとうございました。

ファイナルカット Pro X ストーリーラインからリフト/特定のクリップを削除

今回は、ストーリーラインの上に何重にも重なった状態から、ひとつのクリップのみ削除する方法を述べます。【ストーリーラインからリフト】する方法です。この方法を使用すると、削除したいクリップに付いている他のクリップが削除される事なく、削除したいものだけを消す事が出来ます。

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1.図のように二重に重なっている状態から、黄色のクリップのみを削除します。

【delete】をクリックすると、上に乗っているクリップまで削除されてしまいます。


2.黄色のクリップを選択した状態から、右クリック、【ストーリーラインからリフト】を選択します。


3.黄色のクリップとそれに付いているクリップが、共に上に上がりました。黄色のクリップがあった場所は、空間が出来ています。


4.最後に、削除したいクリップを選択し、【delete】をクリックすれば、終了です。


5.削除したいクリップのみが削除され、それに付いていたクリップは維持されます。


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ありがとうございました。
次は、音で同期が出来ない場合の同期について述べます。