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【リップル編集】
クリップの開始点または終了点を調整することによって、プロジェクト内のクリップをトリミングすることができます。
Final Cut Pro Xのデフォルトのトリムのタイプはリップルトリムです。リップルトリムはタイムラインにギャップを残さずにクリップの開始点や終了点を調整します。クリップの継続時間の編集は外部に波及し、後続のクリップがすべてタイムライン上で前後に移動します。
ツールポップアップメニューでは、【A】(選択)を選びます。
リップルトリムする前のタイムラインです。
クリップ「IMG 1069」の終了点を前方向にトリムしました。後続のギャップクリップ(黒色のクリップ)を含め、すべてのクリップが隙間なく、前に移動しました。
同様に、タイムラインからクリップを削除した場合は、後続のクリップが前に移動してギャップが閉じられます。リップル編集は、トリムしたクリップ、タイムライン内で後ろにある全てのクリップの位置、およびプロジェクト全体の継続時間に影響します。
模式図です。
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【ロール編集】
ロール編集は、隣接する2つのクリップの開始点と終了点を同時に調整します。タイムラインに2つのクリップを配置したい場合に、カット点の時間を変更したいときは、「トリム」ツールを使って、2つのクリップの間にある編集点をロールできます。
ツールポップアップメニューにて、【T】(トリム)を選択します。
クリップの境目にカーソルを合わせ、左右にドラッグします。
2つのクリップの継続時間は変更されず、境目のみが右に移動しました。
結果、タイムラインのクリップは移動せず、2つのクリップの編集点だけが移動します。プロジェクト内のほかのクリップは影響を受けません。プロジェクト全体の継続時間は変わりませんが、両方のクリップの継続時間が変わります。一方のクリップは長くなり、もう一方のクリップはそれを補うために短くなります。
模式図です。
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次の記事では、スリップ編集、スライド編集について記述します。
ありがとうございました。